こんにちは!
今日は認定低炭素住宅についてのはなし。
最近、長期優良住宅とともに注目されていますね。
一体どんな住宅のことを指し、どんなメリットがあるのかお伝えします。
まず低炭素建築物(認定低炭素住宅)とは、
CO2排出を抑える事を助ける建築物で、所管行政庁が認定を行うものです。
低炭素住宅の認定を受けるためには、3つの基準があります。
①省エネルギー基準を超える省エネルギー性能を持つこと、
かつ低炭素化に資する措置を講じていること
…省エネ法の省エネ基準より一次エネルギー消費量が10%以上削減されることと、
節水対策や木材の利用などの低炭素化を助ける措置が講じられていること。
②都市の低炭素化の促進に関する基本的な方針に照らし合わせて適切であること
…平成24年に経産省・国交省・環境省により定められた方針。都市の低炭素化の意義や目標などが掲げられています。
③資金計画が適切なものであること
…低炭素住宅の新築等を確実に行える資金計画であること。
※太字は一般社団法人日本サステナブル建築協会「エコまち法に基づく低炭素建築物の認定制度の概要」より抜粋
では①省エネルギー基準を超える省エネルギー性能を持つこと、かつ低炭素化に資する措置を講じていることについてみていきましょう~
まず一次エネルギー消費量とは?
ざっくり言うと、家庭内で使用するエネルギー量のことです。
具体的には、
①冷暖房設備 ②換気設備 ③給湯設備 ④照明設備 ⑤その他家電設備
これらの各設備の消費量を合計して算出します。
この基準をクリアするための1つ目の条件は,
この数値をH28年に公示された省エネ法の省エネ基準と比較して削減率を計算します。
削減率が10%以上となればクリアです。
2つめの条件は、下記の中から低炭素化のための措置を一定数選択して行います。
・HEMSの導入 エネルギー使用量の見える可など
・節水対策 節水型機器の採用や雨水の利用など
・木材の利用 木材など低炭素化を助ける材料を利用するなど
・ヒートアイランド対策 敷地や屋上、壁面の緑化など
3つ目の条件は、省エネルギー法に基づく省エネルギー基準と同等以上の断熱性能を
確保することです。
つまり、設備だけでなく家自体の性能も良くする必要があります。
これら様々な条件をクリアして申請⇒認定という流れになっています。
※着工前に申請が必要です!
では認定低炭素住宅にはどんなメリット・デメリットが?
認定低炭素住宅のメリット
補助金
・地域型住宅グリーン化事業 70万円(令和3年度より補助金額が変更となりました)
※その他地域材加算、三世代同居加算、若者・子育て世帯加算あり
優遇措置
・住宅ローン減税の控除額優遇
・登録免許税率の軽減
・住宅ローン「フラット35S」の適用
・蓄電池などの容積率の不算入
断熱性能が高くて快適
光熱費のコストダウン
そして環境にやさしい住宅に住める!
認定低炭素住宅のデメリット
・申請費用・設備費等のコストアップ
以上、認定低炭素住宅とは?でした。
なんとなくお分かりいただけましたでしょうか。
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