前回に引き続き、フラット35のリニューアルについて。
新築戸建に関する内容に関して、
2022年10月からの変更点をまとめました。
1.フラット35S(ZEH)が追加
ZEH等※の基準に適合する場合、フラット35の借入金利から
当初5年間 年0.5%、6年目から10年目まで年0.25%引き下げられます。
※ZEH等には、ZEH・Nearly ZEH・ZEH Orientedが含まれます。
2.フラット35の金利引下げはポイント制へ
住宅の性能などに応じてポイントが決まっており、①から③の合計ポイントによって金利引下げ幅や引下げ期間が変わります。
①住宅性能
フラット35S(ZEH) - 3ポイント※
フラット35S・A - 2ポイント※
フラット35S・B - 1ポイント
②認定住宅(フラット35維持保全型)
長期優良住宅 - 1ポイント※
※長期優良住宅の認定を取得した場合は該当するポイントが合算
③エリア(フラット35地域連携型)
子育て支援 - 2ポイント
地域活性化 - 1ポイント
〈①~③合計ポイント〉
・1ポイント …当初 5年間、 年0.25%引き下げ
・2ポイント …当初10年間、年0.25%引き下げ
・3ポイント …当初 5年間、 年0.50%引き下げ
6~10年目、 年0.25%引き下げ
・4ポイント以上…当初10年間、年0.50%引き下げ
3.フラット35Sの基準見直し
①基準強化
・フラット35Sの省エネルギー性の基準を見直し
【金利Aタイプ】
一次エネ等級5以上
↓
断熱等級5&一次エネ等級6
【金利Bタイプ】
断熱等級4以上&一次エネ等級4以上
↓
断熱等級4 & 一次エネ等級6
or 断熱等級5 & 一次エネ等級4又は5
②基準緩和
・免震建築物はフラット35S・BからS・Aの対象へ見直し
以上、新築戸建に関するリニューアル内容のまとめでした。
脱炭素社会の実現に向けて、様々な見直しがされたフラット35。
フラット35を利用して住宅の取得をご検討されている方は、購入時期にどのように影響するのかリニューアル内容をご確認することをオススメします。